日本史備忘録

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旧石器時代

日本列島に人類が移住してきたのが始まりで、およそ3万7000年前になる。

 

この頃、日本列島は北海道しか大陸と陸続きではなく、津軽海峡対馬海峡も当時海があったというのが最近判明した。今まで人類は獲物を追っていたら日本列島にたどり着いたという説が濃厚であったが、この説だと北海道にしか人類は移住できないはずである。

なので、もしかすると大陸の人類はこの時代にはすでに航海技術があったのかもしれない。

 

旧石器時代において一番有名な遺跡は1946年、相沢忠洋によって発見された群馬県岩宿遺跡であろう。岩宿遺跡旧石器時代の存在が初めて確認された遺跡であり、同時に縄文時代以前に日本に人類はいなかったという定説を覆した遺跡である。

 

旧石器時代の石器は主に打製石器で、ナイフ形石器尖頭器が有名である。

骨や木に埋め込んで刃物として使用する2,3cm程度の小さい石器を細石器と呼んだりもする。これは旧石器時代末に見られる。

これら打製石器の主な材料には黒曜石やチャート、頁岩(頁岩)といったものが使われている。黒曜石は割るととても鋭くなり、ガラスに似た性質を持つ。

この時代にはまだ土器はないと考えて良いです。